高専卒業生の僕が高専入学を後悔した5つの理由について書いています。
一番問題だったのは「工学に興味がなかったこと」でした。
勉強が合わなくて、つまらないし辞めたいと感じている方に向けて書いています。
高専入学を後悔している高専生への想いを書きました。
この記事を書いている僕は高専卒業後に文系の学部に編入した大学生です。
もくじ
高専を辞めたいと後悔し続けた4年間
僕は高専に入学生してから4年生になるまで、高専に入ったことをずっと後悔していましたね。
- 「適当に高専を受験しなければ良かった」
- 「普通の高校生活を送りたいなあ」
- 「普通校に行けば大学に入って楽しい生活が待っていたやろなあ」
- 「工学の勉強全然おもんないなあ」
なんて思い続けていました。
高専中退⇨大学受験に踏み切れなかった
入学当初から高専をやめたいと思っていたけど、結局辞めることもなく4年間の高専生活を終えてしまいました。
3年生の時には大学受験も考えましたが、これも踏み切れず。
今考えれば「大学受験のための勉強すればいいやん」と当時の自分に思うけど、当時の自分はそこまでやりたいこともなかったから、そこまで頑張れやんかったんやろうな。
「高専嫌やけど別にしたいことないや」みたいな不満野郎でした。
僕が高専入学を後悔した5つの理由
僕が高専に入って後悔したことを書いていきたいと思います。
高専入学を後悔した理由まとめ
高専入学を後悔した理由をまとめました。
- 工学に興味がなかった
- 実習が全然楽しくない
- 華の青春ライフを送りたかった
- 大学生活が羨ましい
- 卒業後の製造業勤務に絶望
簡単に書いていきます。
高専入学の後悔①:工学に興味がなかった
元々ほとんど工学に興味のなかった僕は、工学の勉強をするのが苦痛でした。
高専入学時のテストで160人中130位をとるほど数学が苦手な僕にとって、「勉強が難しい」+「関心が無い」ことを学ぶの苦痛でした。
「なんで僕は僕は勉強しているんだろう」→「なんで入学したんだろう」と思考が巡る巡る。
高専入学の後悔②:実習が全然楽しくない
実習が全然楽しくなかったです。
知能機械工学科に入学したので、工作機械の使い方を学ぶ実習があったんですが、全然楽しくなかったです。
もともと機械にあまり興味がなかったので実習がつまらんかったんですよね。
そんな僕でもロボット製作の実習は楽しかった思い出があります。
高専入学の後悔③:華の青春ライフを送りたかった
華の青春ライフを送りたかった!!!!
クラスには40人中1名しか女子がおらず、女子の代わりに油がいる生活でした。
普通校にいっていたらまた違ったんだろうなあと何回思ったことか。
高専入学の後悔④:大学生活が羨ましい
高専1〜3年生までの比較対象は高校生、4、5年で比較対象は大学生に変わります。
4、5年生になると中学時代の同級生はみな大学生になり、話を聞くだけで楽しそう。
高専入学の後悔⑤:卒業後の製造業勤務に絶望
当時の僕は、このまま製造業に従事するんやろうなあとなんとなく思っていました。
しかし、4年生の夏に行った三菱電気のインターンで将来に絶望。
5日間ひたすら工場のライン作業に従事させられ、一切の面白みもなく、絶対に就職しないと誓いました。
一番の問題は「工学に興味がなかった」こと
色々理由を上げてきたけど、その中で最も問題なのは、「工学に興味がなかった」こと。
だから勉強も楽しくなかっただろうし、エンジニアになる将来も見えなかった。
はっきり言って、工学に興味があったら、女子がいなくても、大学じゃなくても高専は最高の環境やと思う。
高専入学を後悔している高専生へ
高専入学を後悔している高専生へ伝えたいことを書こうと思う。
いつまでも後悔していても変わらない。前を見よう
高専入学を後悔している高専生へ。いつまでも後悔していても変わらない。前を見よう。
僕は4年生から、後悔を捨てて前を見始めることにしました。
そこから、自分のしたいことと常に向き合って行動し始めた。留学推進するNPO作ったり、国際会議に政策提言したり。そしたら、教育と国際交流学びたいって自分でやっとわかった。
んで、バカみたいに編入のためにTOEICの勉強をして、710とって編入できた。
いつまでも後悔していても変わらない。前を見よう。

工学やテクノロジーの可能性に気付くときがくるかも
工学やテクノロジーの可能性に今気づかなくても、いつか気付く時がくるかもしれない。
僕は、高専卒業から2年してエンジニアリングやテクノロジーの可能性に気が付いた。
別に今気づかなくても良い。だけど高専で学んだことが役に立つ日がきっとくると思う。
高専入学を後悔しているなら情報収集からはじめよう
高専に入ったことを後悔していて、もしやめたいとか、他の道に進みたいと少しでも考えているのであれば、情報収集からしてみてください。
やめたら何ができるのか、やめるには何が必要なのか、やめた人はその後どうなっているかなど調べてみると、結構勇気付けられると思います。
僕も調べに調べまくりましたが、もっと早く調べ始めていれば、人生変わっていたのかななんて思います。

後悔ばかりしていないで、自分の好きなことを見つけよう
後悔ばかりしていないで、自分の好きなことを見つけよう。
自分と向き合い、行動し、自分の好きなことを見つけよう。そしてまた行動しよう。
そしたら、素晴らしい人生がきっと待っていると思う。
自分のしたいことに悩んでいたら、自己啓発本を手にとって見るのも手ですよ。挑戦するきっかけが見つかるかもしれません。
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高専入学を考えている中学生へ
高専入学を考えている中学生がみているかもしれないので少し。
高専へ入学する前に本当に高専で良いのか考えてみて下さい。
高専に向かないかもしれない人
高専に向かないかもしれない人について。
- 工学分野に興味がない
- 学科の実験や実習に惹かれない
- 将来エンジニアになりたいと考えていない
まず、工学分野に興味がない場合は、無理に高専という選択肢を取らなくてもいいんじゃないかなと思います。偏差値だけで選ばないで。
高専に向いているかもしれない人
一方で、こんな人は高専に向いているかもしれない。
- 工学分野に関心がある
- 学科の実験や実習にワクワクする
- 女子の割合とか別にどうでも良い
- 将来はエンジニアになりたいと考えている人
高専についてよく調べて、高専入学後の自分を想像してみると、向いているか向いていないかがはっきりすると思います。
高専生は何者にもなれるよ
高専生は何者にもなれます。
高専に入ったら絶対に技術者は研究者にしかなれないわけではないです。
Youtuberだって、ボートレーサーだって、女優にだってなれます。
自分の夢があるなら諦めずに、頑張ってほしい。

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後悔のない高専生活を送るために
後悔のない人生を送るためには、高専への入学と向き合って、自分の道を歩んでいくことが大切だと僕は思っています。
僕は文転編入という選択をしましたが、他にも沢山の人それぞれな道があると思います。
ぜひ頑張ってください。
